ピンポーン。
ピンポーン・・・ピン ポーン。
すっごくむかつく押し方だった。イライラさせる間のとり方だ!
私は 朝からリハーサルやらなんだかんだスタジオを掛け持ちし 夜はクラス・朝から晩まで忙しい日が二日続いていて マックス疲れていた。精神的にも限界!!
疲れているにもかかわらず その上眠れないという ほら・よくある最悪な夜を迎えていた。
そんなとき、向かいのマンションで殺人事件があり 聞き込みの警察官が深夜2:41 私の部屋のベルをならした。
そして 4回目のピンポーンを聞いたとき、ブチッと何かがキレる音とともに 玄関にすっ飛んでいった。
ドアをバーンと開けると そこには気の弱そうな義務感だけが漂う 情けない私服警察官が警察手帳を水戸黄門ですかして 私の顔の前にかざしていた。
むかついた!
深夜の非常識に訪問を正当化して ひかえおろ〜くらいの高慢さだ!
「警察だからってえらくないぞ!なんだこの無神経な時間は!!何時だと思ってるんだ!?ん?人が寝ようというときに!」
怒鳴り付ける私。
「向かいのマンションで殺人事件があったもので、」
「あんたねぇ!一昨日きなさいよー!まったく!そんなこと一刻を争うことこですか?わざわざ人を叩き起こしてー!( ̄□ ̄;)!!訴えますよ〜!」
警官は 『_訴えますよ〜!』っていう 私のことばの語尾とともに引き下がって、隣のドアの聞き込み警察官に磁石のようにくっついたようだった。
フラメンコ的、ブレリア的に言えば、警官は鮮やかなすかした感じの“抜け”をした 。OLE〜!だった。いや・疲れすぎでよくわからなかった。とにかく可笑しかった。
私はイライラのピークを警官にぶつけた。
私はたぶん鼻息ぶーぶーで茹でダコみたいに真っ赤なかおだったろう、私はあまりに激情したため 興奮してますます眠れなくなった。
しかも なんだって人が殺された?!誰が誰をどのように なぜに殺さねばならなかったか?気持ち悪いではないか〜!
ますます眠れなくなり ななえちゃんが送ってくれた柿を剥き ジンジャーティーでも飲むことにした。
テレビをつける。
なんとも疲れたときに 怒りまくり、さらに頭をおかしくさせる映画がやっていた!
はじめてみたけど マルコビッチの穴〜滑り込みました☆彡私 とうとうオカシクなっちゃった!?。
だってオフィスの天井は微妙に低いんだもん。
マルコビッチの穴は疲れたときに超〜お薦めの映画。
相変わらず やたらに窓の外がざわざわしている
マヌケな警官がたぁーくさんいる。仏はまだ出てこない。被疑者に手錠がかけられた。両腕を片方づつ。身なりがきれいすぎる青年だった。
マキシンがセクシ〜にマルコビッチを誘惑する。
外では 「202だけ(聞き込み)できませんでした」なんて言っている。
クスクス、ざまあみろ。
なんだか今までにないマニアックな分泌液がでましたね。
だって ズドンっ!って高速道路脇に落ちるんだもん。しかもオフィスの天井は微妙に低いから。
ええと そのマニアックな脳内分泌液の名は、__マルコビッチの穴?
一昨日きやがれ?勝手にしやがれ?