スペイン滞在記、続き

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    (スペイン滞在記、続き)

    *写真は、更にマラスエルテ!
    日本に帰国の前日、マラガから飛行機で発つ。
    踊り手の友人、Albaの両親はmalagaに住んでる。
    ちょうど実家に帰省するから、ついでにマラガまで送って貰える、ラッキーとおもっていたら、
    突如タイヤがパンク!
    そんなことってあるのか?!
    アルバが姉に電話をかけてタイヤの交換の仕方をきいてるところ。

    二時間かけ、やったこともないタイヤの交換をしたんだが、
    車は友人から譲り受けのボロボロのフルゴネタ。
    二人で、車の下に潜り込む、Rikaはここを抑えておいて、わたしは、ひっぱるからさ!

    アルバは力持ちな女だ。つうか、若い。まだ26才だ。

    ねーね、アルバ、保険屋さんよぼうよ!

    やだよ、お金かかるじゃん。と彼女。

    女が二人車に悪戦苦闘しても、誰もとまってくれない。
    っていうか、車は滅多にとおらない。

    そのうち警察がやって来た。
    どおした?
    なにやってんだ、スペアタイヤは、下からじゃあとれないよ。
    バンの中の荷物を全部だしな。

    私達は、マットレス、毛布、フラメンコシューズ、バストン、アバニコ、衣装や花、服や、飯ごう炊飯器、なべ、わたしの荷物なんかを、
    国道沿いに乱雑にとりだし、下のマットをはがし、
    またアルバが怪力でネジを回し始めた。
    警察は見てるだけだったが、アドバイスはしてくれた。

    白くヒビの入った古い古いタイヤが、砂ぼこりと一緒に下に落ちた。
    これ、大丈夫か?

    恐る恐るタイヤをつけ、いざ発進。さすがに祈った。
    Por dios! 二人で手を合わせた。

    のろのろと走り始めた!
    やったー!jajajajaaA!
    私達は大笑いした。

    警察も後ろをついて来ていたが、安心したのか、去って行った。

    少し行くと、ガソリンスタンドがあり、そこで、ガスや空気の調整をしてくれた。

    昨日のライブは楽しかったね、本当に久々に踊ったから楽しかったわ、とAlba。
    本当にさばさばしてて気さくな性格。

    実家に帰り絵の続きを描いたり、友達にあったりする、って。

    四時にグラナダを出て、一時間半弱でマラガにつくはずが、とっぷり日がくれた。

    やっと友人のたえちゃんとJessが迎えにきてくれたころには、もう八時過ぎていた。

    朝から何も食べてない。フラフラ。
    たえちゃんにたのんで、お粥にしてもらった。
    梅干しも出してくれた、なんで日本にかえる日本人に梅干し出さなきゃいけないんだよ、ってぶーぶーいいながら。

    わたしは、お粥を三杯たべた。
    Jessがわたしはまた大食いして寝て帰るだけだって、呆れ顔。

    はぁ。とにかく、まだ口が治ってない、クスリがきれるとしんどかった。

    とにかく、寝た。明日は、朝早い。。。
    そして、無事飛行機にも乗れ、帰国した。
    ちゃんちゃん。
    ★☆



    スペイン滞在記、続き

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      抗生物質を飲みはじめて、はや6日。
      医師には7日間飲むようにといわれたから、きっと2日くらいでいいだろうとおもっていたが甘すぎた。

      人生で高熱がこんなに続いたことも、また滞在先で原因不明のアフタにかかったことも、
      また、更に、それでも数日後には踊らなくちゃいけないっていう経験ははじめてだった。

      序序に治ってきている、というか進行が止まったが、
      荒れ果てた口内に歯ブラシをたてられないのが何より辛い。

      バナナをジューサーにかけて飲むのが最近は好きになった。腹持ちする。

      あとは、卵。茹でて野菜と混ぜバティールする。

      飽き飽きするほどinfurcionのお茶に蜂蜜をいれて飲まされた。Maicaに。

      衣装は解熱剤を飲んでフラメンコ屋さんに行き、
      フェリア用の衣装をAngelaに頼んで踊れるよう改造してもらった。

      熱は下がってきてるが、それが薬のせいだというのも、
      左側の首筋のリンバがまだぼっコリしてるからわかっていた。

      しかし、今日は友人のギタリストをよんで練習する。

      AlegriaとTarantoを踊れ、といわれていたから、
      練習しなくちゃ。Alegriasは何年も踊ってないし。

      Loboが三時すぎにLa chanaという人里はなれた村から一時間かけて歩いてきてくれた。

      練習はたのしかった。
      フラフラでもなんでも
      私はいつでも踊れる。
      なんとなくイメージが掴め、明日が楽しみになった。

      明日、本番だ。

      グラナダ中の栄養剤を集めた。
      ローヤルゼリー、朝鮮人参入りのプロボリス。
      それから茹で卵、そしてバナナジュース。

      *写真は、モスクワ、シェレメチボ空港にて。

      続く。。


      mala suerte!

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        30分以上、アルバイシンの坂道をあがったり下がったりしながら、やっとmedicoに診てもらえるとおもったのに、
        彼はなんと、今日から3日間の連休。

        今日は金曜日の夕方。
        もうダメだ!
        スペインの週末にどこも何もかもがお休みっていう恐怖が私をおそった。
        もうたっていられないくらい体力が消耗してる。

        Maicaと顔を見合わせて、その頃にはあなた、もう治ってるわね、マイカがいったが、
        わたしには到底そんな風にはおもえなかった。

        しかもMaicaは、エルボラリオ内をくまなくみまわしお買い物を開始。
        自然食のアップルパイや、大豆のヨーグルトを買っていた。
        わたしに、プロテインだと、大豆からできてるグリテンミートを薦めた。
        ほら!プロテインだよ、
        悪くない値段だよ。って。

        口内がこわばり、モンスターに侵され歯が抜け落ち、歯茎がとけおちそうな時に、
        マイカは流暢に買い物だ!

        熱は下がらないし、食事は摂れない。口内が腫れ上がり、顔の輪郭がマリア・パヘスのようになった。

        それでも、ここまで来たのだから、とcentro(中心街)の生地屋さんまで歩いて行きたかった。

        Maicaと別れて、centroにむかう。
        人混みで酔い、暗闇と寒さで身体の芯まで悪寒が走った。

        無理だわ!

        引き返す。しかし、寒い。
        寒いからわけのわかんない若い子の下着屋で、ガウンかなんかを試着した。

        何をやってるんだか自分でもわけわからん。
        とにかく、ストレスがたまっていた。
        アラブ人街を通るとき、長い暖かいスカートはないかと探した。
        わけわからんカワイイんだかかわいくないんだかわからない、ロングスカートを買った。
        10euroだったが、なせが8euroにまけてくれた。
        まけて、とは言っていないのに。
        なんでもよかった。
        ミニスカートのうえから、そのロングスカートをはき、また坂道を登り、40分かけて洞窟についた。

        洞窟のへやには、二個の暖房器具と、三枚の羽毛布団をMaicaが用意してくれた。

        せっかくスタジオ付きの部屋もまだ、そんなに活躍してないが、
        熱があっても、基礎練習はした。やめればいいのに。

        とにかく、まずは、Moneta(わたしの先生)がドイツ、スイス公演に行ってしまっていない、ってのが一番残念なことだった。
        ドイツにいる彼女からメールの返事がきた。

        彼女のクラスは来月からだそうだ。ちっ、まったく!

        あと数日後に自分が踊るなんて想像できなかった。
        泣きたかったが涙もでないくらい口の中がいたい。

        毎日毎日野菜の流動食で、飽き飽きした。たまには歯でがりがり何かを噛み砕きたい。

        土曜日の朝、Maicaが、Hola Rika,具合はどお?
        と来た。わたしは、答えた。
        Maica,ひどくなってるわ!
        Vamos al hospital urgente!!

        二人でタクシーを飛ばし、救急病院にいった。Maicaは、ごめん、もう行かなくちゃ。と行ってしまった。

        (続く、
        *写真はテラスから見える夕方の景色)


        mala suerte

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          今回、マラ・スエルテなことが多かった。
          もちろん、いい事もたくさんあったが。

          マラガに着地して、友人宅で散々食べ、散々寝てからグラナダ入りした。
          友人の旦那が、お前の友達は、寝にきたのか?と呆れていたそうだ。
          たしかに、14時間眠り続けてしまった。

          アルバイシン、La cuevaではMaicaが、待っていた。部屋にスタジオ付きの部屋を予約していたのに、今日一日だけ宿泊者がいるから、こっちに泊まれ、と。
          はぁ?さすがだなぁ、まったく、しかたがない!
          マドリーで一泊、マラガで一泊、そりやぁあ疲れてる、荷物を広げたいんだよ!

          ついてすぐ、友達に会いにでかけた。そのまま夜まで遊び呆けた。
          口約束の仕事の話もEmilioに確認した。21日。Jess とCurroがカンテだった。
          小さなステージの洞窟タブラオで。
          それまで、毎日でもリハーサルしよう!バッチリにしよう、お金は要らないって言われた。
          嬉しかった。

          何日か友人達にあったりして過ごした。
          寒くなった。あたたかい服がない。

          買い物に行こう、そしてセビージャに習いに行こう。
          ついでに可愛い衣装も買おう!
          っておもった次の日、喉がパンパンに腫れた。

          ゾクゾク寒くなり発熱した。Maicaも数日前に同じように喉が腫れ、発熱したそうだ。

          そういえば、秋に来るなら一緒に仕事、と言われてから、それが真か、
          真に受けて衣装など持ってこようか迷ったが、やめた。

          だから、踊る衣装がない。
          熱にうなされながら、衣装を心配した。
          リハーサルもできない、しかしどおにもならない。

          口が荒れ、デキモノができはじめた。
          食事ができなくなり、Maicaが心配して、看病してくれた。

          柔らかくなるまで野菜を煮込んだスープ。
          タピオカとしょうが、玉葱のスープ。
          ジャガイモとベーコン、ピーマンをゆでたバティード。
          ガルバンソ(ひよこ豆)のフムス。

          Maicaがいなかったら、死んでいたに違いない。
          Maicaに連れていかれ、エルボラリオにいる、Medico(de natural)に見てもらおうと、フラフラがくがくしながら行ったが、彼は今日から3日間おやすみだそうだ。

          (続く)


          帰国

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            無事、やっと、帰国しました。いやぁ、ひどかった。

            滞在のほとんどが具合が悪かった。
            高熱が一週間、そして原因不明のデキモノが口中に広がり、地獄に。
            近所に住むMaicaの民間療法で、(マンサニージャと蜂蜜のハーブティーを飲んで汗をかく。レモンと蜂蜜を混ぜ口に塗布。テートゥリーを水にとかしてうがい。)
            そんなことやって5日たっても、口の中は酷くなり、痛みと斑点、歯茎の腫れ。
            口の中は水玉だらけ。ムイ、フラメンコに。
            水を口に含むだけ、歯ブラシ一本あたるだけで、飛び上がる程痛い。
            一週間以上、ぬるま湯か、スープしか飲めない状態。

            一週間後、とうとう救急病院にいった。
            アフタ性の口内の外潰瘍と診断。抗生物質と痛み止め、食事の前に口内に塗る薬を処方された。

            熱は、夜になると高くなり、昼は楽になったとおもった瞬間に食べ物を買いに坂道を上がったりおりたりした。

            口が荒れ、酷い痛みと腫れで普通に食事ができないまま帰国。

            日本最高!
            お風呂にアロマをたらしゆっくり入った、日本のお米を炊飯器で焚き、ご飯を食べた。自分のベッドでゆっく〜り寝た。

            一夜明け、気分は最高!口の中も随分よくなり、今日は普通な食事を約二週間振りにした。

            医者にまたかかろうかとおもったが、大丈夫そう。今日は山梨!

            *写真は、まだ元気な頃、以前一緒に住んだイギリス人家族とMaica,えいこちゃんをよんで食事会。
            私は梅干しおにぎりをつくったが、ドラえもんみたい!と子供にも大人にも人気だった。以外。


            informacion @granada albaycin

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              el dia 21 de Outubre,(jue)
              Noche Flamenca
              Rika kobayasi /baile
              Emilio maya /guitarra
              Jess Farardo y Curro de la chicuera /cantaor

              en 〜Le Chien Andalou〜
              calle carrera del darro,7.
              granada,albaycin.
              (casi esta plaza nueva)
              22h.
              entrada 6euro

              tel+34)617293839(rika)



              Falda

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                前のブログに写真がのらなかった。。


                今のお気に入り

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                  今のお気に入り衣装は、このファルダ。(撮影:綾ちゃん)

                  ★☆あさってから、24日までスペインに行ってきます。
                  今日のライブが終わるまでなんだかおつちかなかった、そうだ、
                  わたしは行くのだ、明後日からスペインに!

                  とにかく今のところ、洗濯、掃除、夏服と冬服の衣替え。
                  あっちは暑いの?寒いの?
                  ふつうか?



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