Paprika
わたしが思春期の時にこの映画に出会っていたら、自分の中にある怒濤のような混沌に揺さぶられながら その答えを路頭に探すこともなかった筈だ。
映画、パプリカ。
毎日めまぐるしく映画を見るので、何を見たか忘れてしまうから書いとこう、、とおもうそばからもう忘れている始末。
一昨日見たのが思い出せない、、。
少し前に見たのは江戸川乱歩の「盲獣」。
強烈だった。お坊ちゃんのニヒリズム。知性があるならもうすこしバイタリティに溢れていてほしかった、バイタリティ故の孤独感や疎外感、
それなら共鳴できるのだけど。
同じ乱歩なら監督が違うが「屋根裏の散歩者」の方が生きている価値観を否定しないものだった。
性とかエロスとかって生命力の塊だから!
さて、一昨日みた映画は、トムクルーズとブラッドピットがバンバイアの映画、女の子が歳を取らずに生き血を吸い続ける。
宗教の違いはこんなにも生きる・死ぬの価値観の幅を広げるんだと思った。
そしてどれほどのバンバイア系の映画が作られたことか!
バンバイアは、「永遠に生きたい」という望みが罪悪感を持って具現化したもの、と聞いた。
輪廻転生を説く世界には存在しない逸話、、。そんなことを考えながら、もう一つ見た、なんだっけな、、
えーと、うんと、ニコラスケイジ!
マチスティクメン!詐欺師!
これ、面白かったー!!
映画は不発弾が多いがこれは大当たりした!!詐欺なんてまるっきしできないから心底憧れる!怪盗ルパンと同じ。頭がよくズル賢く、用意周到になってみたいものだ。人の心を動かし詐欺をするなんて暖かい血の通う人間のできる技なのか、、?!
ニコラスゲイジが詐欺師にはとても思えないが。
大ヒットしたのは「パプリカ」!
小説、筒井康隆センセイのはちょっとメルヘンで退屈そうな感じがして読む気はしなかったのだけど、
映画のパプリカは、ぶっ飛んでる!
鮮やかな夢を見るとき、わけわからない夢や妄想は、わたし、まさにこんな感じにグチャグチャで鮮明な色彩が溢れだして暴れ出す。
「そう、これこれ!わたしの夢はこんなんだったんだよー!」高校生のわたしなら叫んでた。そりゃあもう、感動しました!
☆写真は、本文と全く関係ないが、本日のイベントにて。
山梨で教えている先生方と。向かってわたしの左、保坂香織センセイ。右、金子文乃センセイ。
- 2013.09.30 Monday
- -
- 01:10
- comments(3)
- -
- by コバヤシリカ・プロフィール